Nice Music! That hits the spot!

良い音楽との良い出会い。それは生涯追求し続けたいテーマ。

The Spandettes / Sequin Sunrise

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「スパンデッツ」と読む。ある紹介ではカナダ・トロント出身のディスコ・ソウル・バンドとあるけが、今どき「ディスコ・ソウル」って何だ?まあ、それはさておき、とにかく明るくて気持ち良い曲たち。何か幸せの粒がスピーカーから大量に振りまかれてくる感じ。最初聴いていてエモーションズを思い出したのだけどあんなにブラックな感じじゃない。また、かなりジャズがベースでブランニューヘヴィーズのようでもあるけどあんなに都会的に洗練されたという感じでもない。緩やかでリラックスしたハッピー・ミュージックという感じ。

実際曲を聴いていくと、ジャズのベースがありつつも、キャピキャピしたポップス調があったり、レゲエっぽいのがあったり、コーラスがカントリーっぽかったり、いろんな気持ち良い音楽が楽しく奔放に混ぜ込んでいる。

ジャケットに写ってる3人の女性はフロントのボーカリストで、それにホーンセクションも含めた演奏隊が7人、全部で10人編成のバンド。と言いつつ、2015年、ビルボードでのライブで初来日した時には、予算が少なくホーン隊まで連れてこれないなんてこともあったらしいらしい。そのために、アレンジも変え、ホーンのパートをコーラスでやったりという工夫をしたのだと。別途ソロ活動をしている人も多く、バンドといいつつ、臨機応変・変幻自在なセッションチームなのだ。

YouTubeでは、アコースティックなバッキングの映像が見られる。コーラスワークが良いので、シンプルなバッキングでも十分に楽しい。それと、映像で見る彼女たちは結構ぽっちゃりな方もいたりして、地方都市のお嬢さんたちが着飾ってきましたという感じの何ともほんわかした風で、そこがまた、緩くて良い。音的にはおしゃれなジャズなのだけど、ドレスコードも何もない、なんでもありのほんわかリラックス系音楽です。