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Santa fe & the Fat City Horns / Let The Healing Begin (Live In Las Vegas)

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このバンドは、日本ではまだCDも何も発売されていなく、ネットを探っても日本語で読める情報がほとんどない。調べてところでは、ラスベガスのホテルでレギュラー出演している15人編成のファンク・バンドのようだ。

ある日出張で泊まったホテルのラウンジに行ったらこんなバンドがライブやってたなんて言ったら、もうそのまま昇天しちゃっても良いくらいの大興奮モノだなと思ったけど、そこはラスベガス、よくあるロビーラウンジでやってるフィリピンバンドのようなものではなく、館内のちゃんとしたホールでちゃんとお金を取って見せるライブショーがあり、そこでやってるバンドなのだ。

「Santa fe」?「Fat city」? 何だか長くて不可解なバンド名。ギターを弾いてるジェリー・ロペスという男がリーダーでニューメキシコ州サンタ・フェの生まれ。その彼がラスベガスの音楽クラブを中心に活躍してるミュージシャンを集めて結成したバンドで、察するに「Fat City」っていうのは、サンタ・フェ生まれの彼の目から見たラスベガスのことではないか。つまりこのバンド名は、内山田洋とクールファイブと同じリーダー+バンド名の文型で、サンタ・フェ生まれの俺様ロペスと、Fat Cityラスベガスのホーンを中心とした連中を集めたバンドだぜってことなのかと理解した(私の推察です)。

さて、肝心な音について。これがかなり凄い。本当に凄腕。バリトン・サックスのどっしりした低音も含めてホーン隊が6人、それにタイトなリズム隊。さらに、リードとれるボーカルリストが5人いるらしい。聴いてすぐに思い浮かべたのはタワー・オブ・パワー。まさにあの感じの、ビシビシ・キビキビ、キメだらけのリズムに、これまたメリハリバンバンのホーン、手数の多いドラム含めてあのタワー・オブ・パワーの感じ。そんなビシバシ・ファンクの間に、しっぽりバラードもやるし。(語彙が乏しく、擬態語多用ですみません)

それにしても、こんな凄いバンドがハウスバンド的にレギュラー出演しているホテルがあるなんて、ラスベガス恐るべし。アメリカ恐るべしだ!

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バンドの演奏風景(オフィシャルFacebookより)